明るく優しい色合いにふんわり包まれるようなくのまりさんの絵が素敵な絵本です。
文 斉藤倫 うきまる
絵 くのまり
❁.。.::.。絵本の小径から.。.::.。.❁
ユニークな展開と、絵を隅々まで眺めるほどに楽しい発見のある絵本。一見シンプルな繰り返しのようで、ずっと繋がっています。リズミカルな斉藤倫さん+うきまるさんのテキストにくのまりさんの明るい色使いの絵で読む人の気持ちまで軽やかになりそう。原画は、背景の絵に、別にカットした人物などがコラージュのように貼られているので、輪郭がくっきりとしています。そんなところもぜひお愉しみください。
【ブロンズ新社紹介】
唱えてめくると、あら不思議!白い鳥がいます。そのとなりのページには、赤い実がたわわになった、大きな木。「のせのせせーの!」とページをめくると...すてきな羽になりました!真っ白なワンピースがかわいい花柄になったり、ビーチボールが牛の模様になったり...となりのページにあるものが、つぎつぎと絵にのっかっていきます。めくって、のせて、見つけて、楽しい、新感覚の絵本!
【装 丁】伊藤紗欧里(ガラパコ)
【発行日】2022年4月25日
【ページ数】32ページ
【サイズ】22.4 × 24.6 × 1 cm