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「こどもべやのよる」 | 出久根育
¥1,320
出久根育さんの少女時代の思い出をもとに生まれた作品。 文・絵 出久根育 ❁.。.::.。絵本の小径から.。.::.。.❁ 主人公いっちゃんが子ども部屋で過ごす夜のお話が3つ入っています。子どもなら、そしてかつて子どもだった大人もきっと共感できるシチュエーション。そこからひろがるファンタジーがとても素敵です!特に「おとなはたちいりきんし」にこんなのやってみたかった〜とわくわく! 【岩波書店紹介】 こどもべやに夜がきました。おきているのは、いっちゃんだけ。まっくろの夜に飲みこまれないよう、ふとんをすっぽりかぶって息をひそめますが……。表題作と、天使のおにんぎょうと空を飛ぶ「てんしちゃん」、2段ベッドの船で4姉妹が海にでる「おとなはたちいりきんし」。どきどきたのしい、いっちゃんの夜のおはなし3つ。 【発行日】2024年9月 【ページ数】40ページ 【サイズ】15.2. × 21.8 × 0.6 cm
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「もりのあさ」 | 出久根育
¥1,980
作・絵 出久根育 ❁.。.::.。絵本の小径から.。.::.。.❁ 光が満ちている朝の森で、女の子は全身で森の自然を感じながら、夜の森のことを思います。出久根郁さんのページいっぱいに広がる絵から、森の空気や、光、音までが感じられるよう気がします。 【偕成社紹介】 女の子は、朝もやが残るころにカゴを持って森へと出かけていきます。まだ目覚めたばかりの森。クモの巣には宝石のような朝露が光り、鳥たちは遠慮がちにおしゃべりをはじめ、やがてリスたちも枝の上に姿を見せます。目の前にある森は、夜になるといったいどんな様子をしているのでしょう? 鳥たちはどこで眠りについて、リスたちの赤いしっぽはどんな色に見えるのでしょう? いつものベリーを摘むお気に入りの場所で、女の子は目をつぶって夜の森のことを想像しはじめます。咲いているはずの花や、空の上の方に見える月、飛んでいるものたちや、足音を忍ばせて歩くものたちのことを。まだ今は、自分の周りの小さな世界のことしか見ることができないけれど、女の子はまるで森と共鳴しているように、静かで優しい夜の森をありありと思い浮かべることができるのでした。みずみずしい朝の森と、密やかな夜の森が絵本の中に広がります。 【デザイン】中嶋香織 【発行日】2025年4月 【ページ数】32ページ 【サイズ】22 × 30 × 0.9 cm
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「クリスマスのあかり」 | 出久根育
¥1,760
作 レンカ・ロジノフスカー 絵 出久根育 訳 木村有子 【福音館書店紹介】 クリスマスイブのちいさな冒険のおはなし。チェコのクリスマスイブ。小さな男の子フランタが、ひとりで教会へむかいます。イエス様の生まれ故郷ベツレヘムから届いた灯りを、家のランプのろうそくにわけてもらうのです。しかし教会で思わぬ失敗をし、あわてて逃げだすことに。それでも、とちゅうで出あった気のどくなおじいさんを助けるために、知恵と勇気をふりしぼります。小さなフランタのやさしさに、心にぽっと灯がともるようなあたたかい気持ちにさせられます。 【装丁】森枝雄司 【発行日】2018年10月15日 【ページ数】64ページ 【サイズ】 19 × 23 × 1 cm