編著 松岡希代子、森泉文美
❁.。.::.。絵本の小径から.。.::.。.❁
2024〜2025年にかけて全国で開催された人気展「レオ・レオーニと仲間たち」。
展示会で紹介されたのは、この図録に収められた膨大な作品の一部に焦点を当て、コンテンツを追加して構成されたものです。
本書には、絵本『スイミー』『あおくんときいろちゃん』で知られるレオ・レオーニの作品に加え、彼と交流した同時代のアーティストたちの作品や手紙、エピソードなどを収録。約300点におよぶ資料から、絵本作家としてだけでなくアーティストとしてのレオーニの人生と創作の歩みを、より深く知ることができます。
また、カバーを外すと現れる洋書のようなおしゃれな装丁も魅力。展示会に足を運べなかった方はもちろん、絵本ファンや美術好きの方にも、アートブックとして手元に置いておきたい一冊です。
【青幻舎紹介】
国と国のはざま、絵画とデザインのはざま、大文字のアートと小文字のアートのはざま。
“はざま”で悩み、世界をつなぐハブとして生きたレオ・レオーニ。作品約300点収録。
絵本『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』など、日本でも幅広い世代から作品が愛されてきたレオ・レオーニ。その人生は、イタリアで未来派のアーティストたちと出会ったことで動き出しました。以後、アメリカでアートディレクターとして広告や雑誌業界で活躍していきます。晩年には、最愛の土地・イタリアと、アメリカを行き来しながら、かねてから情熱を注いでいた絵画に彫刻作品、そして絵本を生み出してきました。本書は、活動が多岐に渡るなかで、決して色褪せることなかったレオの“つくることへの熱意”を、長年の調査研究とともにたどってゆきます。さらに、ブルーノ・ムナーリやベン・シャーン、エリック・カールなど、親交が深かったアーティストたちの作品も収録。実際のレオとのエピソードや、やりとりした手紙、クリスマスカードなどを紹介しながら、同時代を生きた作家たちとの交流に注目します。
<本書の特徴>
・レオ・レオーニの一生を、作品だけでなく同時代の作家たちとの交流から解明
・そのほかの作品収録作家:ブルーノ・ムナーリ、ベン・シャーン、ソール・スタインバーグ、エマヌエーレ・ルッツァーティ、エリック・カール、アレクサンダー・カルダー etc.
・長年レオ・レオーニと交流を深めてきた著者による、コラム「レオをたどる旅」満載
・アニー・レオーニ インタビュー「レオの孫として生まれて」 収録
真摯な眼差しで世の中を見つめ、常にユーモアを忘れずに社会へ問いかけてきたレオ・レオーニ。その人生を長年追いかけてきた執筆陣だからこそ知る、レオの姿をお楽しみください。
【アートディレクション】名久井直子
【発行日】20204年11月20日
【原書発行年】
【ページ数】288ページ
【サイズ】18.2 × 25.7 x 1.95 cm